自転車に搭乗中、交通事故を起こす確率は決して低くはありません。近年では自転車の事故がかなり増加しており、社会的に見ても大きな深刻な問題といえます。特に電動自転車などの原付とあまり変わらない自転車に関しては事故の規模も大きくなり、最悪の場合命を落としてしまうケースも多々見受けられます。
自転車の事故は、自転車と人、または自転車同士で起きるケースはあまり多くありません。自転車による事故の多くは、自動車との接触や激突が大きな割合を占めます。それは電動自転車でも同様で、人をはねる事による負傷の程度は大きくなりますが、事故の件数そのものは自動車との接触等が最も多いようです。
自転車が自動車と交通事故を起こしてしまった場合、その責任の多くは自動車側にあるとされています。自動車は相手を死に追いやる可能性が高い事もあり、大きな責任を課せられているからです。しかし状況によっては、自転車側に大きな責任が背負わされるケースもあります。
例えば飲酒運転をしている場合です。自転車であっても飲酒運転は法律で禁止されています。この場合では自転車の過失が大きいとみなされ、責任を負わされてしまうでしょう。また、夜間のライト点も義務付けられているので、これを怠っていても同じく過失が大きいとみなされるでしょう。
他にも自転車側に過失があると判断される原因としては、二人乗りや傘をさしながら、携帯で話しながらの「ながら運転」、スピードの出し過ぎなどが該当します。このような場合、自転車保険や個人賠償責任保険に加入していれば、過失の割合に応じた保険金が下りてきます。
怪我や損害の程度によっては、結構大きな額が必要となります。その補償がないとその後の生活に深刻な影響を与えてしまうので、保険はとても重要となります。特に電動自転車などに関しては、スピードが出しやすい分交通事故の確率が高いと思われますので、保険の重要性をしっかりと認識しておきましょう。
自転車保険は、必ずしも保険金が支払われるという補償はありません。自動車保険と同様に、被保険者に重大な過失がある場合には、保険金が下りないケースがあります。例えば、飲酒による泥酔状態や麻薬などで心神喪失状態になっている場合は、本人に致命的な過失があるということで、保険金を受け取る事はできません。
また、保険金目的で故意に事故を起こしたとみなされた場合も、同じく保険金は下りません。それ以外にも業務上での事故や日本国外での事故、ケンカなどによる事故や銃器による事故も保険金の対象とはなりません。更に自動車など原動機が付いている乗り物による事故で、その結果積んでいた自転車が損壊した場合なども、保険金の対象外となります。
更に、同居している親族に対して事故を起こした場合も保険金が支払われません。これは故意に起こした可能性を否定できないのと、身内同士のモラルハザードのリスクが高くなる事を憂慮しての事です。そして、他人からの預かり物での事故や自然災害による事故に関しても、対象外となっています。
自動車保険と比べると、自転車保険は保険金が支払われないケースが多いです。その理由は、運転免許のような物がないため事故の発生する確率が非常に高く、おのずとハードルが上がってしまうからと思われます。保険金が下りるかどうかの基準は、会社によって若干異なると思いますので、あらかじめ加入した会社に問い合わせておきましょう。
自転車には、普通の自転車の他にもたくさんの種類の自転車があり、電動自転車やマウンテンバイクなどがそれに該当します。その中でも特にスピードに特化しているのが、ロードバイクです。ロードバイクは高速走行が可能で、主にレースで使われる自転車です。わかりやすくいえば、競輪選手が乗っている自転車などがそれに該当します。
その大きな特徴は、泥よけやスタンドといった部分を取り除き、空気抵抗の少ないハンドルを起用し、力を最大限伝わるペダルや細くて高圧なタイヤを用いるなど、完全にスピードを特化した作りになっている事です。当然、材質も軽量なものを条件として選択されています。
そんなロードバイクは、ある程度乗りこなせる人が全力で走ると、原付どころか自動車ほどのスピードを出す事ができます。近年ではレース以外にも使用する人が多く、公道でも良く見かける事があります。こうなってくると、やはり事故が問題となってきます。スピードを重視しているこのロードバイクは、半面制御が大変困難で、自転車の中でも事故にあう可能性は最も高いと言っても過言ではありません。
漕ぐ事に集中するあまり周囲が見えない、というケースも多々見受けられます。自動車との接触はもちろん、非常にスピードを出す事の多い自転車なので、人とぶつかるというケースも目立つようです。万が一そうなった場合、その事故の規模は相当大きなものとなってしまい、最悪の場合、命に関わる事故に発展してしまう事が非常に多いのです。したがって自転車保険への加入は必須と言えます。
自転車保険には馴染みがない、という人が多いでしょうが、ロードバイクのような高速の乗り物に乗るからには、保険に未加入というはあまりに危険が大きすぎます。もし愛車にロードバイクを選択するのなら、必ず保険に加入するようにしておきましょう。
自転車は、免許の不要な乗り物です。それはつまり、子供でもお年寄りでも誰でも乗れるという事です。となると、当然のことながら子供やお年寄りは事故の確率が高くなります。特に身体が未発達で判断力にも乏しい子供に関しては、事故のリスクというものは付きものとなってしまいます。では、その子供は自転車に乗る上で保険に入ることができるのでしょうか。
保険と聞くと、どうしても大人になってから入るものだというイメージがありますので、子供はどれだけ危険でも保険には加入できないのではないか、という不安の声がかなりあるようです。しかしご安心下さい。自転車保険は子供でも加入できます。自転車保険は自転車そのものを対象としているので、その使用者に年齢制限がない以上、保険にも年齢制限はありません。保険料も年間で2~3,000円程度なので、とても気軽に加入する事ができます。
また自転車保険以外でも、交通傷害保険や家族傷害保険などへの加入もできます。傷害保険に賠償責任特約を付随すれば、子供が事故を起こした場合、本人の治療費だけでなく相手の治療費も補填する事ができるでしょう。当然その分保険料は高くなりますが、子供は自己制御ができないので、もしもの場合が起こり得ると考えておくべきなので、加入しておいて損はないはずです。
子供を持つ親としては、やはり子供の安全を第一に優先したいものです。とは言っても、自転車に乗るななどとは言えません。したがって、せめて治療は確実に受けられるような環境は整えたいところです。
子供が自転車に乗る場合、接触事故を起こす確率は相当高いと言えます。まだ視野が狭いうえに注意力や判断力も乏しく、身体的な能力も未発達なので、事故を避ける能力が備わっていないからです。子供が自転車で起こす事故で最も多いのは、やはり自動車との接触でしょう。それ以外にも駐車中の車にぶつかって、傷を付けてしまう事もよくあることだと思います。特にミラーに接触するという事故がかなり多いようです。
また、スピードを出しすぎて通行人と衝突し怪我を負わせてしまうと事も良くあります。特に坂道では子供は興奮しやすくなり、本来ブレーキを踏むべきところで踏まず、その勢いをコントロールできずに人とぶつかったり転倒したりというケースが多いです。
その他にも、縁石などの障害物が原因で転んでしまい負傷するという事もあります。転倒する際、メガネやコンタクトをしている子供はリスクが高く、最悪のケースでは目に傷を追ってしまう事だってありえます。
そういった子供を守るのが親の役目です。ただ、子供は親の目の届かない場所で問題を起こすものなので、ずっとそれを監視している訳にも行きません。したがって保険を掛けておいて、治療や迷惑などの事後処理に関しては親が全ての責任を受け持つというのがせめてもの行いであり、それが親としての責任かと思います。子供を自転車保険、あるいは特約付きの傷害保険に加入させて、万が一の場合に備えるというのは、親として子供を守る数少ない手段の一つと言えるでしょう。
自転車の事故は、一般的に子供やお年寄りに発生する確率は高いと言われています。それは判断力に乏しく注意力が散漫で、まだ身体的にも発達していない子供や、筋力が衰えそれでも昔のままのイメージを自分に持っているご老人は、車道へフラつく頻度が高く、車と接触する機会がどうしても増えてしまうからです。ではそれ以外の年齢層の人間は、そうそう事故を起こさないのでしょうか?答えはNOです。中高生、特に高校生の自転車事故は、相当な割合で発生しています。
どうして高校生の自転車事故が多いのかというと、速度を出しすぎるからです。高校生の頃は、受験や部活で最も悩む年代です。ストレスも溜まり、精神的に不安定な状況にある学生が多くの割合を占めるでしょう。そんな彼らが自転車に乗る場合、速度を出してそのストレスを発散させようとするのは自然な行為と言わざるを得ません。しかしそれが結果的に事故に繋がるのです。
ここで悪い事は、自分が怪我するだけでなく、お年寄りや子供を自転車で撥ねてしまうというケースも多いのです。スピードを出すという事は、激突した相手に大怪我をさせる確率が高まる事です。それが電動自転車やロードバイクなら尚更でしょう。したがって、高校生であっても自転車保険に入る事をお勧めします。中には高校生向けの総合保険というものもあります。これは自転車に特化している訳ではなく、個人賠償責任を中心にした保険なので、広範囲での補償がされるのです。是非検討してみてください。
